IT 経営をチェック・見える化する「IT経営簡易診断」のご紹介
経営上の課題、業務上の課題を整理し、対応策としてITを活用したいがどのようにすればよいかわからない・・などの事業者様にとっての一つの支援策をご紹介します。
それが、中小機構にてサービス提供されている『IT経営簡易診断』の制度です。
中小企業や小規模事業者がIT活用を検討するための第一歩として、無料で3回IT専門家を派遣してくれるサービスを提供しています。
概要を簡単にご紹介いたします。
中小機構のIT支援施策(ITプラットフォーム)
中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構)では、中小企業の事業者様向けに様々なIT支援施策を提供しています。
本記事では、以前の資料では問題の可視化のところに位置付けておりました「IT経営簡易診断」を取り上げて説明します。
※現在のITプラットフォームでは表示されていないため、制度変更などがある可能性があります。
出典:ITプラットフォーム(中小機構)のサイト(2021年5月21日の記事)
IT経営簡易診断とは
人間ドックのように事業者のIT経営をチェック&見える化し、事業者の目的・状況に合ったIT導入・活用のきっかけを作ることを目的とします。
専門家との3回の面談を通して、経営課題・業務課題を全体最適の視点から整理・見える化し、事業者にあったIT活用可能性を提案します
提供サービス
つまり、以下のサービスを無料で受けることが出来ます。
・専門家との3回の面談
・経営課題・業務課題 を全体最適の視点から 整理・見える化
・事業者に合った IT 活用可能性 ソフト、アプリ等 の提案
留意事項
申込の際は、下記のような留意事項があるようです。
- 本事業では、ミドル業務である生産管理や物流管理等の基幹システムに関する提案は行わない。
- 本事業では、IT活用に関する提案、情報提供を行う。
- 本事業には経営者(決定権を有する者)の同席が必須となる。
対象者
以下の1、2に該当する中小企業の事業者が対象となります。
- 経営上の課題、業務上の課題を整理したい、ITの活用可能性を検討したい、生産性向上を目指したい中小企業者
- 特に、以下の業務に課題がある中小企業者
- 顧客対応、営業支援業務(フロント業務)
- 総務、会計、人事、労務、在庫、物流等の間接業務(バックオフィス業務)
※主に、小売、サービス、卸を営む事業に適したメニューとなります。
※本事業では、ミドル業務である生産管理や物流管理等の基幹システムに関する提案、情報提供は行わない。
提案の内容と成果物
本サービスを活用することで、以下のようなメリットがあると考えます。
・自社の経営戦略・課題と IT 活用の可能性を構造的に理解できる
・実現手段(IT ソリューション)についての情報提供 を受けることで、具体的にIT 実装に向けた検討ができるようになる
また、成果物として各種資料を入手できるので、それも簡単にご紹介します。
※成果物の例は、IT経営簡易診断_提案例(中小機構)から抜粋しています。
成果物
①業務機能体系図
業務課題の見える化ができるようになります。
②IT戦略マップ
経営課題の見える化からIT活用可能性の見える化を行います。
③業務課題とIT利活用の概要計画
ITを活用した改善計画案の提案とスケジュールを見える化します。
④付帯資料
付帯資料としてIT活用に役立つ情報の提供が受けれます。
問い合わせ先
IT経営簡易診断(中小機構)のサイトとリーフレットに記載されていた問い合わせ先を記載します。
事業に関するお問い合わせ
独立行政法人 中小企業基盤整備機構 経営支援部 企業支援課電話番号:03-5470-1564
お問い合わせ先(地域本部一覧)
当会のご支援について
当会では経営コンサルティング、IT導入・活用、補助金・助成金などの申請に関するご支援、事業計画書作成などのご支援をしております。
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