会長メッセージ(2021年6月)

1.ブラッシュアップセミナー2021を開催しますのでご参加ください。

当セミナーでは、貴社の事業計画書をブラッシュアップしていただき、経営者としての発信力を高めていただきます。

現在、コロナ禍だから仕方ないと諦めている経営者がなんと多いことでしょう。今回のコロナ禍では、勝ち組・負け組がはっきり分かれてしまいました。コロナ禍の影響を受けている飲食店業界でも、工夫して生き残っている企業も多く、ご存じのようにテイクアウトやデリバリーを始めたお店や、8時までが勝負ということでお酒を出さずに食事を提供して、ご家族で食事を楽しんでいただくようお誘いする等の工夫をされています。外部環境に合わせて経営の工夫をするかどうかが生き残りの成功要因ですし、しっかりした理念を基に経営されているところは強いと思います。

2.経営者としてのご自分を振り返っていただきます。

①経営の目的は何ですか。
 ご自身の生活を守るためであれば勝ち残ることはできませんが、人のために役立ちたいのであれば勝ち残ることができます。その違いは、他人との関係に意識が向いているかどうか、社会とのつながりを意識されているかどうかです。日本古来の商法「三方良し」を受け継いでいるかどうかです。
経営理念とは高邁な意味を示しますが、基本的にはこのことを指しています。

➁自分らしい事業かどうか。
 事業選択する際に、時流に合っているかどうか、ニーズに合っているかどうかを考慮しますが、最も重要なことは、それにより、自分がなりたい自分になれるかどうかです。
SWOT分析をしますが、子供の頃から、自分の強みで戦えば勝てるが、弱みで戦えばすぐ負けてしまうことは誰でも経験済みです。ですから、経営する場合には、自分の強みを発揮できる事業を選択しなければいけません。

③PLAN・DO・SEEで効率的な行動が身についていますか。
 計画的に、目標を決めて、しなければいけないことを行動していますか。従業員にも基本的な行動をとるように指示できていますか。
 先日、大手飲食店で昼食をとりましたが、私が食事している前で従業員4人が討議を始めました。新しいメニュー開発が話題ですが、その内容は、コンビニ弁当しか知らない人の話であり、このことは経営者が人件費を削減した結果ではないかと思いました。

3.事業計画書の全体像

 経営者という職業は、多くの知見と経験が求められますので、10年修業してもまだ未熟ではないでしょうか。中小企業診断士は、知識は豊富で、多くの経営者のお話を聴かせていただいていますが、経営の経験はありませんので、経営者に対しては常に謙虚でなければいけません。未熟者同士でありながら、お互いに目標は高く学び合いながら事業計画書を作成していきます。
 事業計画書の内容は、下記に示すように、「経営理念・ビジョン」「SWOT分析」「マネジメント」「マーケティング」「情報システム」「組織人事」「財務の視点」と多岐にわたります。

4.個別支援が当セミナーの特徴です。

 当セミナーで行う個別支援とは、説明してほしいところだけ説明させていただきます。聞いてほしいところをじっくりと聞かせていただきます。
私どもは「経営者ファースト」で臨ませていただきます。
貴社の強み・魅力を引き出させていただきます。その結果、貴社オリジナルの事業計画書が出来上がります。

5.スケジュールは、以下の通りです。

9月4日から11月6日まで、毎週土曜日にお会いすることになります。
 集合研修と個別研修を交互に行います。
集合研修では、経営者同士の情報交換を行っていただきます。
個別研修は、ご都合のよろしい1時間を利用してリモートで行います。
その他にも、メールで情報交換させて頂き、ご納得いただくまでお付き合いさせていただきます。
最終日は、西武信用金庫の大講堂で発表会を行いますので、経営者としての風格ある発表をお願いいたします。

以上です。

一般社団法人渋谷区中小企業診断士会
会長 瀬尾千鶴子

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